三菱電機は2026年5月、グループ約15万人分の人財データをもとに、AIを活用した「グローバル人財情報基盤」を2029年度までに整備すると発表。職務経歴書や人事評価の自由記述といった人事領域特有の非構造データをAIエージェントで解析し、グループ会社ごとにバラバラだった人財データを比較・分析が可能な共通フォーマットに変換・自動統合する。
従業員の人権やキャリアオーナーシップを尊重しつつデータを活用し、適切な育成・配置・獲得を行う「人財マネジメントの高度化」を目指す。

本取り組みの実現に向けて、東京大学松尾研発のスタートアップであるBAKUTANと提携。同社の人事AIプラットフォーム「BAKUTAN OS」上でデータを統合し、基盤上で人財ポートフォリオを可視化することで、グループの人財育成・配置・獲得を強化する。
あわせて、次世代経営層候補人財向けジョブポスティング制度において、応募情報と求人ポジションのデータを掛け合わせた適合度分析によるマッチング支援の実行可能性を検証する。人手による確認・選定作業を補完し、思い込みや見落としを低減する狙いだ。将来的には全従業員の異動・配置にも活用する。
同社は将来的に、あらゆる人財マネジメント業務でAIによる意思決定支援を活用し、業務プロセスの再設計を進める方針。AIドリブンな人財マネジメントを確立し、イノベーティブカンパニーへの変革を推進する。
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