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北欧流デジタルプロダクト開発──フィンランド発のReaktorが紹介するデータ活用“3つのポイント”

登壇者:Reaktor Japan株式会社 Risa氏、Winkel Chelsey氏

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3つのポイント実現に欠かせない「クロスファンクショナルチーム」

 両氏は講演の最後に、3つのポイントを実現するための「クロスファンクショナルチーム」のあり方を提案した。通常は、ビジネスサイドのサービス部門、バックエンドやフロントエンドなどの開発部門、デザイン部門などが独立して存在しており、プロジェクト単位で部門間の連携を行う。そうではなく、それぞれの専門の視点を持ったメンバーを集め、形成したチームを「クロスファンクショナルチーム」と呼ぶ。専門家たちが1つの小さな組織として、共通の目標と指標に基づいて協力することで、改善のサイクルを迅速に回せるようになるのだという。

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 リサ氏は、自身の経験から「デザインはプロダクトやサービスの両方において重要で、広範な知識を迅速に共有する必要がある」と述べ、縦割りの組織体制ではなくクロスファンクショナルなチームがプロジェクトの円滑な進行に不可欠であると強調した。

 また、「このデータは開発だけが理解すればいい」「これはマーケティング向け」といった考え方を持つのではなく、全員が同じ共通認識を持つことを目指すべきだと訴えた。そのためには、「エンジニアは技術内容を他者に伝える責任があり、ユーザーを熟知するメンバーもその背景をエンジニアやビジネス担当者と共有する必要がある」とリサ氏は言う。

 両氏によれば、クロスファンクショナルなチームがあってこそ、試行錯誤できる体制の構築や、データを通した目線合わせ、高速な改善サイクルを高速で回せるようになり、効果的なプロダクト開発が可能になるのだ。

 講演の最後に、「このセッションが皆様のプロジェクトやミッションに少しでもヒントや気づきをもたらせたなら幸いです」と述べ、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

雨宮 進(アメミヤ ススム)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:Reaktor Japan株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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