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第一三共ヘルスケア、ポーラ・オルビス、京都キャピタルパートナーズが語る、CVCが提供する“価値”

「01Booster Conference 2024」レポート

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CVCがスタートアップに提供できる最大の価値は?

 CVCの投資戦略において、各社で差がつきやすいポイントは、「財務リターンと戦略リターンのバランス」だ。VCと同様に純粋な財務リターンを狙うのか、自社事業とのシナジーに期待するのか、あるいはその両方を取りに行くのかによって、投資の方向性は大きく変わる。この背景を踏まえて立山氏は、財務リターンと戦略リターンのどちらを重視するかを尋ねた。

 ポーラ・オルビスホールディングスの前澤氏は、「双方のバランスを取ることを心がけている」と回答した。財務リターンだけを目的とするなら、多くのファンドが存在する中で、あえて自社が投資する必要性はない。一方で、事業シナジーのみを重視するのであれば、あえてスタートアップとの協業をするより、一定規模まで事業成長した会社と協業したほうが、安定した取り組みが可能になる。そこで、一定の財務リターンが期待でき、将来的には協業も見込める領域の企業に投資するという方針を取ってきた。これにより、CVCとして利益を上げ続けながら、自社独自のポジションを確立できているのではないかというのが、前澤氏の見解だ。

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山田 奈緒美(ヤマダ ナオミ)

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