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AI inside、企業のAIエージェント活用実態調査実施 9割超が働き方にポジティブな変化を実感

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 AI insideは、年商50億円以上の大企業に勤めており、企業内でDX推進・AI導入に関わっている220名を対象に、企業におけるAIエージェント活用実態調査を実施した。

AIエージェントの活用状況、導入にポジティブも業務に定着はまだ少数

 勤め先でのAIエージェントの活用状況について質問したところ、「導入を検討している(今後の活用を考えているが、まだ導入していない)」が23.6%と最も多く、「情報収集の段階(導入予定の有無に関わらず)」が20.0%と続いた。また、導入層としては「試験的に導入している(一部の部署や業務で試行・実証実験中)」が同じく20.0%、次いで「導入し、活用している(定着までには至っていない)」が15.0%となった。

AIエージェントの導入目的、「コスト削減」や「業務の精度向上」が上位

 Q1で「導入を検討している」~「導入を検討したが、見送った」と回答した方に、勤め先でAIエージェントを導入する目的について質問したところ、「コスト削減(人件費や運用コストを削減したい)」が54.4%と最多となり、次いで「業務の精度向上(人的なミスを削減して精度や品質を向上させたい)」が47.9%、「業務の自動化・効率化(定型業務や単純作業の自動化を進めたい)」が42.0%と続いた。

AIエージェントを活用している場面、「文書作成・レポート生成」「データ入力・チェック」など

 Q1で「導入を検討している」~「すでに積極的に活用している」と回答した方に、具体的にどのような場面でAIエージェントを活用している(または活用を検討している)かを質問したところ、「文書作成・レポート生成(議事録作成、要約、翻訳、自動記録)」が53.0%と最も多く、「データ入力・チェック(経理処理、請求書処理、入力ミス検出)」が50.0%、「カスタマーサポート(チャットボット、問い合わせ対応の自動化)」が43.3%と続いた。

AIエージェント導入企業の53.6%から、「人件費や運用コストの削減につながった」との声

 Q1で「試験的に導入している」~「すでに積極的に活用している」と回答した方に、すでに導入・活用している中で見られた効果について質問したところ、「人件費や運用コストの削減につながった」が53.6%と最多、「業務効率化により、リソース配分が最適化された」が45.5%と続き、次いで「人的ミスが減少し、業務の精度が向上した」が42.9%となった。

AIエージェント導入企業の91.1%が、「働き方にポジティブな変化」を実感

 Q1で「試験的に導入している」~「すでに積極的に活用している」と回答した方に、AIエージェント導入後の働き方にどのような変化があったのかを質問したところ、「ややポジティブな変化があった」が52.7%、次いで「非常にポジティブな変化があった」が38.4%となり、91.1%が「働き方にポジティブな変化」を実感していることがわかった。

具体的な働き方の変化、第1位「AIとの協働スキルが求められるようになった」

 Q5で「非常にポジティブな変化があった」「ややポジティブな変化があった」と回答した方に、AIエージェントの導入により、人の働き方にどのような良い変化があったのかと質問したところ、「AIとの協働スキル(AIの活用・管理)が求められるようになった」が52.0%と最多、次いで「新しい業務スキルの習得が必要になった」が45.1%となった。

導入企業の約8割が、AIエージェント導入後に「人材不足の問題が解消された」と回答

 Q1で「試験的に導入している」~「すでに積極的に活用している」と回答した方に、AIエージェント導入後、抱えている人材不足の問題がどの程度解消されたかを質問したところ、「やや解消された」が最多の55.3%、次いで「大幅に解消された」が23.2%となった。

半数以上が、AIエージェントの導入により、「採用ターゲットの変更」や「新しい専門職や職務の創出」を予定

 Q1で「導入を検討している」~「すでに積極的に活用している」と回答した方に、AIエージェントの導入により、今後の採用・人材戦略をどのように変更する予定(もしくは検討段階)かを質問したところ、「採用ターゲットの変更(AI活用を前提としたスキル要件の設定など)」が53.0%と最も多く、「新しい専門職や職務の創出(AI活用推進担当など)」が51.2%、「既存社員の再教育・スキルシフト」が48.8%と続いた。

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