2026年3月2日、コーポレートベンチャリング最適化アドバイザリーのXSproutは、国内大企業117社のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)活動を対象にした実態調査『CVC進化論2026 データ集 ― CVC117社の実態データ 完全収録版』の公開を開始した。

本データ集は、スタートアップへのマイノリティ出資経験または検討経験を持つ大企業のCVC・新規事業担当者から収集した詳細な調査データをPDF(全17ページ)形式でまとめたものである。 CVC活動の「組織体制」「投資戦略」「KPI」「海外展開」「課題認識」など、多角的な視点を網羅し、成果創出に影響する量的・質的な要因を定量的に整理している点が特徴だ。
XSproutは、CVCの現場でよく挙がる「投資と事業連携の両立の難しさ」「成果の測定方法が定まらない」「事業部との連携が進まない」といった課題意識に基づき、単なる投資件数や規模だけでなく、運営や組織基盤がCVC成果に及ぼす影響を明らかにするために調査を実施した。
分析にはXSproutが独自開発した診断フレーム「Corporate Venturing Finder」を活用し、活動年数・投資件数・EXIT数などの量的指標だけでなく、投資後の協業を担う専任人材の有無や事業部側の受け皿、KPI設計、人材育成・OJT環境などの基盤要素を可視化。成果を創出しているCVCと、そうでないCVCを分ける要因を提示している。
実際、調査では専任人材による投資後協業や、受け入れ先の事業部体制が整備されている企業ほど連携実績や成果が高い傾向にあった。また、KPIの明確化や社内育成体制の有無も、安定的なCVC運営には不可欠な要素であることが示唆されている。
XSproutは、本データ集の公開を通じて、CVCにおける現場の実情や課題を把握したい経営企画・新規事業部門にとって有用な知見を提供することを目指している。また、今後もレポートで明らかになった各テーマについて、継続的なトークイベントを開催予定であり、第1回は4月13日に東京・麻布台ヒルズで開催される。
本データ集の閲覧は専用フォーム(https://forms.office.com/r/8359b9fhQb)から申し込みが可能。経営企画や新規事業部門の担当者にとっては、自社CVC活動の評価・改善の指針となるデータが多数収録されている。
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