金持ちより「人持ち」へ。複数のサードプレイスが知的誠実性を育む
佐宗:BANIの時代は、セーフティネットが当たり前のように存在しない時代です。だからこそ、家庭や仕事、それ以外の趣味や第3のコミュニティなど、自分が自分らしくいられる場をどれだけ持てるかが重要です。一つのコミュニティに依存しすぎるのはリスクなので、コミュニティのポートフォリオを分散しておくことが、倒れたときに戻る力(レジリエンス)になります。お金持ちよりも「人持ち」であることが、豊かさを感じられる生き方なのかもしれません。
宮森:会社で自分の妄想を共有できなくても、他の集団で共有できる。そこでの安心感が、結果的に会社での「知的誠実性」につながっていくのかもしれませんね。AIが均質化を加速していく中で、自分らしさを保つためには、様々なコミュニティを持っていて自分が安心できる場を作り、自分が所属している一つの会社にすべてを求めないという「自立」が鍵になってきます。
