人財プラットフォームを「戦略OS」へと昇華させる、HRDXへの3ステップ
複雑な「OPM2.0」を人と組織の面から支えるインフラが、グローバル人財プラットフォーム「Workday」だ。山口氏は「単なる人事管理システムではなく、経営戦略と人財マネジメントをつなぐ戦略OS」と位置づける。Astemoは2025年より「Astemo Workday」として単独テナント運用を開始。全社員の情報を集約し、コアHR、採用、育成等の基本機能に加え、他システムへ約70本のデータ連携を設定している。
同社のHRDX高度化ロードマップは以下の3ステップで設計されている。

- Step 1「データの正確性(FY26)」:26ヵ国134拠点へのデータ定義浸透と質の向上を図り、データ品質を保証する
- Step 2「業務プロセスの進化(FY27以降)」:Astemoに最適な標準プロセスへ進化させ、効率的な施策を実現する
- Step 3「AI活用(FY27以降)」:WorkdayのAI機能や最新技術を活用し、データドリブンな人事を実現する
この高度化を牽引する「Digital HR組織」も先進的だ。グローバルCoE内に位置づけられた同チームは、FY24の3名から19名体制へと拡大。中途採用が9割超、外国籍が6割超を占め、世界各地に分散しながらリモート&スーパーフレックスという柔軟な働き方を体現している。
「現在の課題は、地域ごとのデータ分散や制度のばらつきです。最終ゴールは、正しいデータを素早く把握し、要員・組織・人件費を統合管理する『戦略的要員計画(SWP)』の実現です。この強固なデータ基盤により『Mobility Beyond』への挑戦を加速させます」(山口氏)

