「働き方改革」を好機に。人事データ活用で組織イノベーションを引き起こせ
その他に大湾教授は、部下の生産性の変化を計り、上司である中間管理職を評価するという手法も紹介した。
今後はキャリアの多様化、ダイバーシティの進展によって、採用や人材開発において現場の中間管理職の判断が重要になってくる場面が増えていきます。そうすると中間管理職のパフォーマンス評価が重要になりますが、それはとても難しいのです。なぜなら中間管理職はアウトプットがよく分からないから。
そこでひとつの計り方として、部下の生産性を見るのです。上司が変わることで部下の生産性が変わるのであれば、その関係を追うことによって、統計的に上司の貢献度を計測することができます。
例えばある自動車ディーラーのケースでは、店舗の利益率は店舗の特性にも影響を受けるが、それ以上に店長の影響が大きいことが分かったという。