顧客のジョブを起点に「ジョブ履行者×履行頻度×履行コスト」で、市場サイズを推定する
ターゲットとする市場の潜在的な規模は、以下の3つの要素を掛け合わせることによって推定することができます(図7)。
- ジョブ履行者(どれくらいの人々がそのジョブを履行するのか?)
- 履行頻度(どれくらいの頻度でそのジョブを履行するのか?)
- 履行コスト(1回当り平均してどれくらいのコストを現在かけているのか?)
例えば、「ダイエットを決行すること」という中核となる機能的ジョブを成し遂げるために、雇うことができるプロダクト/サービスは多く存在し、それらは時代とともに変わっていくかもしれませんが、市場サイズ自身は比較的安定していることでしょう。もちろん、健康ブームなどによって変動することはあるでしょうが、プロダクト/サービスをベースとした場合よりははるかに安定したものになります。