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ITR、コンテンツ・コラボレーション市場規模推移および予測を発表 2018年度は前年度比12.7%増

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 アイ・ティ・アール(以下、ITR)は、国内のコンテンツ・コラボレーション市場規模推移および予測を発表した。

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 ITRでは、業務で利用する文書ファイルをはじめとする各種コンテンツをサーバまたはクラウド上で共有し、その閲覧や編集、共同作業などを実現するECM(Enterprise Contents Management)、文書管理、およびオンラインファイル共有の製品・サービスを「コンテンツ・コラボレーション」と総称。

 コンテンツ・コラボレーション市場の2018年度の売上金額は278億9,000万円、前年度比12.7%増となり、市場に影響力のある上位ベンダーを含め、市場を構成するほとんどのベンダーが売上げを伸ばしたことが要因だとしている。同市場をパッケージとSaaSに分類した提供形態別に見ると、2018年度のSaaSは前年度比17.7%増、パッケージは同5.8%増となったという。

 また、同市場を製品分野別に見ると、「ECM/文書管理製品・サービス」は、一部の企業ではパッケージ製品が導入される傾向があるものの、全体としてはSaaSへの移行が進んでおり、SaaSでの提供ベンダー数は少ないものの、業種や企業規模を問わず導入が進むことが予想。

 一方、「オンラインファイル共有」の大多数はSaaSで提供されており、スマートデバイスからのファイル利用や取引先とのファイル交換用途など、クラウド環境の利便性により年々需要が増加。また、一部のサービスは文書の版管理機能やワークフロー機能を持つものもあり、ECM/文書管理製品・サービスの代替としての利用も増えつつあるという。

 上記をふまえITRでは、コンテンツ・コラボレーション市場のCAGR(2018~2023年度)は7.2%、2023年度には400億円規模に拡大すると予測している。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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