外食産業の進化のヒントは「アンバンドル」
大山:TABETEは、前回お話しいただいた食ビジネスを推進するドライバーの2つ、「社会課題の解決」と「食の価値」をうまく両立していますね。デリバリー以外でも、外食産業において様々なサービスが生まれそうですね。
田中:米国の飲食チェーン店もそうですが、通常のバリューチェーンがリセットされてしまい、さらに変化を加速するために様々なルールもリセットされているわけです。通常時だったら、一国の首相がデリバリープラットフォームの手数料の高さに言及しませんよね。しかし、今だと社会善として要求できる。これまでの世界でも新しい価値を作り、法制度を変えようとしていましたが、必要性が高かったわけではないのでなかなか進まなかった。現在の環境では、一気に進みそうです。