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北國銀行やフィンテック企業が語る、地方銀行のDXを推進するフィンテックサービス

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北國銀行のDXと、フィンテック企業とのコラボレーション事例

 続いて、北國銀行 マーケティング部資産運用課の福田雅之氏が登壇。「北國銀行が考えるDXとその取り組みについて」と題し、自社の取り組みを語った。

 石川県金沢市に本店を置く北國銀行は、店舗の統廃合や、デジタル化による生産性向上、IT基盤の再構築などを早くから取り組んできた。2016年からはfreeeと、2019年からはウェルスナビと提携をしており、フィンテック企業との連携も早期から行っている。その北國銀行は、デジタルトランスフォーメーションを、「単なるテクノロジーの活用だけではなく、広い定義での働き方(意思決定プロセス、権限、判断基準、組織文化)等、銀行そのものをデジタルで根本的に変えていくこと」と定義している。北國銀行は、顧客の百人百様のニーズに、迅速かつ低コストに、高いサービスレベルで対応するために、自社のDXが必要だと明確に位置付けており、北國銀行自身がフィンテック企業になろうとさえしているのだ。また、北國銀行は、「コミュニケーション×コラボレーション×イノベーション2024」という中期経営計画を設定している。福田氏は、フィンテック企業を含むパートナー企業とコミュニケーション・コラボレーションを積極的に行い、お互いの強み弱みを補完することで、新たなイノベーションを生み出していくことを目指しているのだと話した。

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梶川 元貴(Biz/Zine編集部)(カジカワ ゲンキ)

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