部門や職位を横断するDXと新規事業。似て非なる点とは
──お二人は部門や職位を横断して、巻き込む活動をされていると思いますが、意識されていること課題などはありますか。
青田:僕が意識しているのは、寝る時間を削ってでも、外の人と話す時間を意図的に作ること。また、上下の連携という意味では、現場の話を上にささやくのが自分の役割だと思っています。現場で起きている良い取り組みを上に “告げ口”することで、社長や副社長がわざわざ現場に下りてこなくても、現場のことが把握できるようにするのです。あるいは、現場に下りてきて直接話を聞くことがあったとしても、むしろ僕のバイアスを入れた形で伝えた方が、わかりやすく伝わる場合もある。そうすると逆に、トップダウンのメッセージも現場に伝わりやすくなります。