ヤマハ発動機が描くものづくり企業の未来像
──最後に、ものづくり企業がDX推進する先に見据える製造業の未来、ヤマハ発動機の未来像に関して、聞かせてください。
青田:僕らは196カ国でものを売っていて、二兆円弱の売上がある。それだけ僕らの作る製品を待っていてくれるお客様が現在でもいます。大西が進めているDXは、「そういうお客様のことを、僕らは本当に理解しているのだろうか?」という問いをし続ける活動だと思っています。そして、僕のやっている新規事業というのは、既存のステークホルダーが認めてくれる形で新しいビジネスを作っていけるか、トランスフォームできるか否かを問われているのだと思います。