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事業開発のためのルールメイキング

企業が「ルール」を策定する意義──政府や顧客とともに進める、ルールメイキングやガバナンスとは?

第3回

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民間のルールと責任あるルールメイキング

 極めて概略的ではありますが、ここまで企業の策定するルールについて紹介してきました。このような民間のルールは、政府のガイドラインなどの法的拘束力のないルールとあわせて「ソフトロー」と呼ばれることもあります。

 ソフトローは、法律などの法的拘束力のあるルール、いわゆる「ハードロー」に対して、従属的・補完的な関係にあるようにも考えられがちです。しかし、既に見てきたところからも明らかなように、ハードローと並列し得る重要な機能を果たす場面も多くなっています。政府もまた、企業に働きかけてルールを策定・運用させることを通じて、官民共同でのガバナンスの構築を模索しています。

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この記事の著者

松田 大輝(マツダ ダイキ)

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