DXの成否を分けるビジネスアジリティは予算にも宿る
市谷:山本さんは著書でもアジャイル開発からビジネスアジリティへの移行を提唱されています。アジャイル開発の非開発部門への概念浸透・実践とも言えますが、どのような観点で述べられているのか。また、ビジネス部門での具体的な適用に関して教えてください。
山本:アジャイル開発で培われたさまざまな手法は、さまざまな業務で活用されています。最近は、アジャイル関連のカンファレンスでも「ノンソフトウェアアジャイル(Non Software Agile)」という専用のトラックを設けるなどして、このようなソフトウェア領域以外でのアジャイルのプラクティスを紹介することが増えています。