ユーザーの行動変容の中で「フリクションレス」に注力
こうした文脈で誕生した「みんなの銀行」はさまざまな面で新しい。中でも講演の趣旨に照らして最も重要と思われるのは、メインユーザーを未来の顧客たる「デジタルネイティブ世代」に絞っていることではないか。
デジタルネイティブ世代とは、幼少期からインターネット、スマートフォン、SNSなどに慣れ親しんだ若い世代。「みんなの銀行」の事業ドメインはB2C事業、B2B2X(BaaS)事業、バンキングシステム提供事業の3つに分けられるが、このうちB2C事業のメインユーザーにはデジタルネイティブ世代を設定。ニーズや行動変容を分析し、それに基づいたサービス設計を行っている。