人的資本情報を自社固有の戦略に適した「独自指標」で示す
──このフレームワークが“共通言語”のようなものになれば、人的資本経営のための社内連携も進んでいきそうですね。
田中:そうですね。人的資本経営は、組織と組織の間に落ちやすいテーマです。というのも、これまでは人事施策としてHR領域の方々が取り組んでいたことが、開示義務が発生したことで、急にIRやPR、経営企画の領域にも浮上してきたわけです。もともと、これらの部門が横断的な体制で一緒に向き合うべき課題だったのですが、今では「誰が主導するの?」とお見合い状態になっているのではないでしょうか。