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発想の「型」を使って直感力を鍛える

第4回 

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発想するために必要な「制約」条件

 何もない状態から「何かおもしろいものを考える」ことは困難です。新しい製品や企画の多くは何かの組み合わせ、何かの応用で作られています。例としては以下のようなものが挙げられます。

  • 電話+パソコン → スマートフォン
  • ボールペン+消しゴム → フリクションボールペン
  • 掃除機+ロボット → お掃除ロボット

 今回はこのような組み合わせや応用を瞬間的に効率よく行う方法について解説します。

 発想の際のポイントは、何らかの「制約」を上手に設けることです。具体的には、以下のような制約が考えられます。

  1. 時間的な制約 :   「締め切り」を設定して一定時間内に発想する
  2. 量の制約 :     「目標数字(個数)」を決めて発想する
  3. 質(内容)の制約 : 「発想の種類・パターン」を限定する

 この中で、1と2に関しては、自分の決意の問題です。「パソコン / スマホのタイマーを設定して、3分以内に企画の名前を10個考える」など、具体的に取り組んでみてください。うまく設定するコツは「ギリギリできるか /できないか」という目標を設定することです。

 3に関しては、自分自身で何らかの制限を設定して考える(予算半分でやってみよう!他の業界のものを持ってこよう!など)ことも有効ですが、一般的には「発想技法」と呼ばれる「典型的な発想のパターン」がありますので、これを使用することをお勧めします。

 自分だけで取り組んでいると発想の方法に得意 / 不得意の偏りがでてきてしまいます。きちんと研究されている網羅的な発想技法を使うことで、より幅広く柔軟な思考ができるようになります。

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この記事の著者

岩田 徹(イワタ トオル)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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