トヨタ自動車(以下、トヨタ)、豊田通商、三菱化工機は、バイオガスから水素を製造する装置を、タイ国内に初めて導入すると発表した。
今回導入する水素製造装置は、三菱化工機が製作を担当し、11月にタイへ導入したのち、現地の鶏糞や廃棄食料由来のバイオガスから水素を製造するためのもの。水素製造にあたっては、トヨタと豊田通商が協力し、バイオガスや水素の圧縮、貯蔵、輸送に関わる全体のシステム構築および導入、運用体制の構築を検討するという。
また、従来の水素ステーション関連設備としての水素製造装置とは異なるため、現地事情も加味した設計の適正化について、3社およびそれぞれの現地事業体とも連携を図り、議論しながら進めていくとしている。
3社は今後も、日本の水素関連技術を活用し、各国・地域に合わせたクリーンエネルギーの活用促進に努め、様々なステークホルダーと連携。水素社会とカーボンニュートラル社会の実現に貢献していくという。