2026年6月18日、インフキュリオンは自社が運営する請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」が、請求書カード払いサービスとしてMCP(Model Context Protocol)に対応したことを発表した。これにより、グループ会社であるリンク・プロセシングが展開する「LP請求書カード払い」利用者向けに、AIエージェントと対話するだけでデータ準備が完結する新機能のβ版提供を開始した。

近年、バックオフィス業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)は人手によるITツール操作が主流だが、少子高齢化による労働力不足が深刻化する中で、AIによる自律的な業務運用や金融支援への期待が高まっている。特に経理・財務分野では専門人材の確保が難しく、AI活用による効率化が重要視されている。
今回Winvoiceが対応したMCPは、AIが外部サービスやシステムを安全に操作するための標準規格であり、利用者はAIエージェントとの会話だけで請求書アップロード、支払予約申請、支払状況の確認などの業務を行うことができる。これにより利用者は、従来必要だった画面操作や入力作業の手間を大幅に削減できる。なお、支払の最終承認操作は引き続きWinvoice上で実施し、安全性も確保する設計としている。

リモートMCPサーバーの採用により、非エンジニアのユーザーでもAI連携が可能となった。利用者側で自前の専用システム構築やソフトウェア導入は不要で、サーバーURLの設定のみで利用を開始できる手軽さも特徴である。
またMCPは共通規格であるため、他社会計ソフトや経費精算サービスとAIエージェントを通じて同時に接続することができ、データの横断利用にも対応。一例として、会計ソフトから「未払いの請求書情報」を取得し、資金不足リスクを検知した際には「Winvoice」の請求書カード払いプランをAIが提案する、といったユースケースも想定されている。
今回のβ版機能は「LP請求書カード払い」利用者への先行提供となる。今後、実際の運用実績や利用者のフィードバックを基に、さらなる利便性向上や機能拡張を図り、順次Winvoiceパートナー企業にも展開する方針である。
Winvoiceは、請求書のカード決済などのシステムと業務をワンストップで提供し、API活用による機能組み込みも可能なプラットフォームである。インフキュリオンは今後も次世代の決済プラットフォームとして、さまざまな産業のFintechパートナーを目指し、金融・決済機能の強化を進めていく。
【関連記事】
・インフキュリオン、「Embedded Finance Days 2026」の追加登壇者を発表
・インフキュリオン、「Embedded Finance Days 2026」オンライン開催を発表
・インフキュリオンの「Winvoice」、SORABITOの「あんしんカード払い by カリモ」に導入
