2026年8月25日、HR未来共創研究所(プラスアルファ・コンサルティング運営)は「HR未来予測レポート・採用編2026年版」の発行を発表した。本レポートは、AI技術の進展と労働市場の変化を踏まえ、2024年版から全面的に内容を刷新。バックキャスティング手法により、2050年までの採用活動の変革と、企業が目指すべき人的資本戦略の将来像を示している。


レポートでは、採用の役割が「人を雇う機能」から「人的資本を設計する経営機能」へ移行すると展望。AIエージェントの発展によって、求人票作成から候補者探索、面接、評価、内定提示に至るまで、採用プロセス全体の自動化・高度化が想定されている。従来の採用業務は単なる実務から、戦略的な人材ポートフォリオ設計やAIガバナンスの確立へと軸足を移すことが求められる。
また、個人のキャリアデータと企業情報のオープン化が進むことで、高度かつ公平なマッチングが実現される見込みだ。従来の「雇用」前提から、プロジェクト単位で社内外の人材を調達する「キャスティング型」への転換も進展。「退職レス採用」や「人的資本提携」など、多様な人材確保の方法が提案されている。
さらに、採用データが配属・育成・評価・異動・定着・キャリア支援に連動することで、社内人材・外部人材・AIエージェントを統合した新たな人材管理の仕組みが重要になる。CHROの役割も、個別施策から全社的な人材マネジメント設計へと変化を遂げる。
人的資本マネジメントについては、長期雇用による「ストック型」人材と、プロジェクト単位で機動的に調達できる「フロー型」人材を、企業の事業戦略に応じて最適に組み合わせることがカギとなると指摘。日本の生産年齢人口が減少し、AI・ロボットの普及で職種ごとの需給構造が変化する中、社内外の人的資本を柔軟に活用する力が経営の競争力に直結する時代が到来するとした。
レポートの発行元であるHR未来共創研究所は、「本レポートは正確な未来予測ではなく、望ましい未来に向けて企業が今取るべきアクションを考える設計図」と説明。人事部門の機能が、管理から価値創造の中枢へと進化するヒントを提供している。
本レポートは全28ページで、HR未来共創研究所の公式ウェブサイトよりダウンロードが可能。
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