注目の「新しいチーム」がソンビ化するとき
吉田:ところで、以前樫田さんがBiz/Zineのインタビュー[3]で、デジタル庁にデータ分析組織を組成した際のエピソードを話されていて、非常に印象的でした。「データ分析組織を組成するには、データ分析という仕事の需要と供給の双方を安定させなければいけない」という話です。目的の不明瞭な、ビジョンのないデータ分析に価値はなく、価値を発揮するには、分析の目的(需要)とデータの入手先(供給)を定めて一致させなければいけないというのは、スタートアップが市場のPMF(Product Market Fit)を模索する過程にそっくりです。
樫田:そこはいつも苦労しています。