三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は、新リテール戦略構想を発表した。

1:新サービスブランド「エムット」のリリース
グループ共通の新しいサービスブランド「エムット」を始動。これに合わせて、「エムット」を具現化する新商品・サービスもリリースする。

2:デジタルバンクの設立について
2026年度後半の開業を目指し、今までにない、新しいコンセプトのデジタルバンクを設立する。いわゆる「ネット専業銀行」ではなく、三菱UFJ銀行の店舗網や金融のプロによるアドバイスも利用可能な、デジタルとリアルの「いいとこ取り」としての唯一無二の存在を描いているとした。
また、デジタルバンクの中核機能の1つとして、ウェルスナビと共同開発を進めている総合アドバイザリー・プラットフォーム・MAP(Money Advisory Platform)の実装を予定。MUFGグループ約6,000万人の顧客のデータやAI技術を活用し、お客さまごとの最適提案を実現し、新しい顧客体験を提供するという。

その他、マネーツリーの株式譲渡に向けた基本合意、ネット証券戦略の進捗、MUFGリテール戦略の方向性、中核金融機能のグループ化、事業ポートフォリオの再編、AI・データ活用によるLTV経営進化、グローバル企業との協業などに関しても、それぞれ発表を行った。
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