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セキュリティは「成長の土台」。KnowBe4 CEOに聞く、AIエージェント活用の成功条件

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 AIエージェントの活用が進むにつれ、企業のセキュリティ環境は大きな転換点を迎えている。従来の「人」に起因するリスクに加え、AIエージェントそのものが攻撃経路となる可能性が現実味を帯び、脅威は一段と複雑化しているのだ。こうした状況下では、個別対策の積み上げだけでは限界がある。「人」と「AI」を含むワークフォース全体をどう守り、どう活かすかという統合的な視点が欠かせない。ヒューマンリスクマネジメントのリーディングカンパニーであるKnowBe4(ノウビフォー)のCEO、ブライアン・パルマ氏に、急速な変化の中で企業が考えるべき論点と、日本市場特有の課題について聞いた。

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AIエージェント時代は「人」と「AI」を包括して守るべき

──まず、KnowBe4の現状と、パルマさんがCEO就任後に感じている変化について教えてください。

ブライアン・パルマ氏(Bryan Palma 以下、パルマ):私はCEOに就任して約半年になりますが、KnowBe4はこの15年間、一貫してヒューマンリスクマネジメントの領域をリードしてきました。企業文化の醸成を軸に、人の判断や行動に起因するセキュリティリスクの低減を支援しています。

 近年、大きな変化として感じているのは、サイバー攻撃に対抗する「守りの資産」の定義が拡大していることです。現在は従業員だけでなく、AIエージェントも含めた包括的な支援を行っています。攻撃が高度化し続ける環境において、こうした取り組みの必要性はますます高まっていると感じています。

──事業の中核となる「KnowBe4 HRM+」は、どのような機能を備えているのでしょうか。

パルマ:「KnowBe4 HRM+」は、セキュリティトレーニングとメール保護を組み合わせたAI搭載プラットフォームです。この包括的なヒューマンリスクマネジメント(HRM)プラットフォームにより、「人」に起因するサイバーセキュリティに効果的に対応できます。具体的には、フィッシング疑似演習、コンプライアンス管理、AIを活用してリアルタイムにナッジ(行動変容を促す通知)を提供する「SecurityCoach」、そして送受信の両面を保護する「クラウド電子メールセキュリティ」など、多層的な機能で構成されています。これらはすべて、人的要因によるリスクを低減し、組織全体のセキュリティ態勢を底上げすることを目的に設計されています。

15年蓄積した「行動データ」でセキュリティ文化を根付かせる

──これだけ多面的なサービスを提供できる背景には、どのような強みがあるのでしょうか。

パルマ:最大の強みは、15年間の事業運営を通じて蓄積してきた膨大なデータです。単なる脅威データだけでなく、実際の攻撃や模擬攻撃に対して「人がどのように反応・行動するのか」という「行動データ」を保有している点は、他社にはない大きな価値です。これらのデータを活用することで、トレーニングプログラムやシミュレーション、防御策を継続的に改善し、より効果的なソリューションを提供できています。

──トレーニングだけでなく、実務的な防御策まで踏み込んでいる点も特徴ですね。

パルマ:おっしゃる通りです。私たちの支援は知識提供にとどまりません。たとえば、誤送信を防ぐために送信メールの宛先を自動チェックするといった、日常業務のリスクを低減する仕組みも提供しています。知識面(トレーニング)と運用面(ツール)の両輪で企業を支えることで、セキュリティ文化を根付かせつつ、日々の業務を安全に遂行できる環境づくりを支援しています。

KnowBe4 社長 兼 CEO(最高経営責任者) ブライアン・パルマ(Bryan Palma)氏
KnowBe4 社長 兼 CEO(最高経営責任者) ブライアン・パルマ(Bryan Palma)氏

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AIエージェントが新たな攻撃対象に。ヒューマンリスクマネジメントが重要な理由

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この記事の著者

雨宮 進(アメミヤ ススム)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:KnowBe4 Japan合同会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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