川崎から「量子ネイティブ」を輩出。人起点でイノベーションを連鎖させる
寺部:これまでのエコシステムのお話を伺って痛感するのは、その成否においては「人」が重要であるということです。現在、量子人材獲得競争は激しさを増しており、「人を起点に企業が集まり、人を起点にお金が集まる」という現象が世界中で起きています。川崎市での量子人材育成については、どのような長期的な展望をお持ちですか。
福田:まさにそこが核心です。どんなに優れたハードウェアがあっても、それを使いこなし、社会実装へつなげる人がいなければ宝の持ち腐れです。慶應義塾大学の伊藤公平塾長も「とにかく研究者が足りない」と強い危機感を抱かれています。川崎市では、2022年から高校生向けの量子サマーキャンプ「Kawasaki Quantum Summer Camp」を毎年開催しています。
