レンタル事業の枠を超えて「女性に自信を与えるブランド」へ
椿:今後の事業展開については、どのように考えていますか。
山下:まずはレンタルスポットの設置場所を「3,500ヵ所」まで増やすことが至上命題です。商業施設だけでなく、セブン-イレブンさんの店内に専用のパウダースペースを作り、そこにReCuteを導入していただくといった新しい取り組みも始まっています。
椿:それは便利ですね! コンビニにパウダースペースがあれば、ついで買いも生まれそうです。
山下:さらに、それらの場所のアセットを活かして、化粧品やヘアオイルの「テスター」を展開したいと考えています。気になったものをその場で試して、そのまま購入できる仕組みです。ゆくゆくは、私たち自身で「女性がワクワクして自信がつくようなヘアケアブランド」も立ち上げたいと構想しています。
椿:それは素晴らしいですね。レンタルから体験、そして自社ブランドへ。ちなみに20年後のキャリア像はどのように描いていますか?
山下:ずっとReCuteの社長でありたいと思っています。IPOは目指しますが、どこかの大企業にM&Aされて、誰かの適当な一言で「この事業、儲からないから閉じろ」となってしまうのだけは避けたいんです。今までサービスに助けられてきた女性たちが再び不便な思いをするのは悲しすぎます。だからこそ、私自身が熱量を持って、トップとしてこのサービスを守り、育て続けていきたいです。

「考える前にまず行動を」イントラプレーヌの道を切り拓くためのエール
椿:最後に、山下さんのように新規事業に挑戦したい、キャリアを切り拓きたいと考えている次世代のリーダーたちへメッセージをお願いします。
山下:「考える前に、とにかくやってみてほしい」とお伝えしたいです。考え始めると、やらない理由や辞める理由はいくらでも思いついてしまいます。だからこそ、まずは一歩踏み出して、そこで得たものを吸収して次のチャレンジに活かしてほしいです。
椿:最初から強烈な「やりたいこと」がなくても大丈夫でしょうか?
山下:もちろんです。最初はそこまでの熱量がなかったとしても、ヒアリングを重ねてお客様の切実な声を聞くうちに「なんとか解決したい」と熱量が高まる、という事例も多いと聞きます。それに、私の好きな言葉で「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するまで続ければ、それは成功になる。」というものがあります。小さな失敗は成長へのステップだと捉えて、何度も立ち上がってほしいなと思います。
椿:何度転んでも諦めず、仲間とともに進み続ける。山下さんの飾らない言葉から、強い覚悟と熱量が伝わってきました。本日は貴重なお話をありがとうございました。
