ロジカルシンキングにおける「MECE」への対立概念をつくりたかった理由
――『機会発見』のアプローチにもつながると思うのですが、クライアントと仕事をする際にどのような手法でイノベーション創出を支援したのですか?
岩嵜:
エスノグラフィ調査を中心とした「機会探索」ですね。書籍の中で、「分析的アプローチ」と「機会発見アプローチ」の2つを対比して説明していて。前者は課題を徐々に絞り込んでいくもの。後者は外部の視点や情報を取り込むことで、視点を膨らませ、機会を発見するもの。視点を膨らませるために、独自の価値観や哲学をもつユーザーにヒアリングを行います。