「デジタル化を理解しきれない」日本企業と、デジタル化に取り組む欧米企業の2つの違い
競争源泉の変化が起き、日本のものづくりの強みがあった設計・生産・組み立ての部分の付加価値が相対的に低くなるという時代がきている。それにも関わらず、日本企業には大きな課題があるという。それは経営層のデジタル化に対する意識だ。2015年にアクセンチュアがアメリカ、ドイツ、フランス、中国、日本の経営層512名にアンケート調査を実施したところ、諸外国の経営層はデジタル化の価値を理解しているが取り組みが不十分だと答えたのに対し、日本の経営層は「価値を理解しきれていないと感じている」と答えているのだ。