企業が女性活躍推進をするうえで超えるべき2つの壁
日本の企業の方とダイバーシティについてお話しすると、女性活躍推進の難しさに関する意見をいただきます。女性からも、数字合わせのためだけに管理職のポジションにさせられたうえにサポートがまったくなく困っている、どうしたらいいのか分からずリーダーとしてのパフォーマンスを上げられない、などの声を聞くことがよくあります。おそらくこのような会社は、女性・男性に限らずリーダー育成の取り組みはしてないのではないかと思うのです。特に残念なのは、経営者や人事の方の「活用しようとしても女性自身が責任のある立場に就く気がなく尻込みしてしまう。本人の問題だからしょうがない」といった種類の諦めです。他の企業経営の課題と同様にPDCAを回し、仕組み化をしていくことが重要です。
ただ実際には、女性活躍推進が難しいのも事実です。アマゾンには性別による区別はないけれど、やはり女性の管理職の割合を対象地域での人口比率と同じレベルにすることが当初は難しく、女性リーダーの育成が課題となっている時期がありました。