ローカルの集合体としてのグローバルなサプライチェーンが理想
馬田:サプライチェーンリスクを考えると、サプライチェーンが長くならないように、ビジネスが国内に回帰していくようなことも考えられそうですが、その点についてはどのようにお考えですか。
夫馬:そういった側面もありますね。最近では日本国内にある素材をうまく活用するような研究も進んでいますので、それも1つの道だとは思います。しかし、グローバルで企業経営を行い、生き抜こうとするなら、それぞれの消費市場の近くで調達することを考えないといけないですよね。製造コストを考えても、グローバルサプライチェーンの構築は不可欠でしょう。