大きな構想と短期成果の積み上げの両方が必要
宇田川:北瀬さんがされたように、「丁寧に人を育てなければ」と思っている人はいます。でも、実際にやれる人は少ない。北瀬さんだからできたのか、他の会社でもできることがあるのか、もう少し深掘りしてみたいところです。
北瀬:ひとつには、経営陣がコミットして守ってくれたということがあります。成果が出せていないときは「なんでBIUにお金を使うんだ」という目で見られますから。そういう批判から守ってもらっている間に、人の育成であったり、新しい事業の種であったりのリアルな成果を少しずつ生み出して、徐々に好循環ができていきました。