ポストIPOスタートアップの非公開化。そもそも、上場をする理由とは
大櫃:最近、非公開化の事例が増えてきましたが、一般的にこうした動きには、主に2つのパターンがあるかと思います。
1つは積極的なパターンです。これは赤字を掘ってでも投資をし、徹底的に勝負したい事業がある場合です。上場している企業は安定した成果を上げなければならないので、リスクを取っての挑戦は難しいです。そこで、PEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)のお金を活用しながら株式を非公開にし、再度勝負するという考え方があります。