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東芝ESS、関西電力ら、EV電池劣化診断の実証を開始 2024年度中のサービス開発・展開めざす

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 東芝エネルギーシステムズ(以下、東芝ESS)、関西電力、関電L&Aは、EVの充電データや走行データを活用したEV電池劣化診断の実証に伴い、同実証にモニターとして参加する企業および団体の募集を開始した。なお、同実証は、関西電力と東芝ESSが2022年11月から取り組んでいる蓄電池事業における提携に向けた検討の一環として行うもの。

 同実証では、参加企業・団体が運用するEVについて、関電L&Aが電池の劣化診断のためのデータ取得や車両点検を行い、東芝ESSが電池の劣化診断技術を活かし、EV電池の状態評価や寿命予測を行う。関西電力は、参加企業・団体に対して、電池の残容量(SOH)、健全性およびEVの効率的な利用方法に関するレポートを無償で提供するという。

 3社は今後、同実証で得られる成果を踏まえ、寿命予測によるEVの車両更新にかかる投資の最適化に向けたアセットマネジメントサービスや、テレマティクス技術とエネルギーマネジメントの知見を活かしたEV電池の長寿命化に寄与するコンサルティングサービスの創出に取り組む。これらの新たなサービスについて、データの蓄積および分析を実施することにより劣化診断技術を向上させ、2024年度中の開発・展開を目指していくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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