「起案者のためのアワード」にこだわる
──他に、「日本新規事業大賞」でこだわったポイントがあれば教えてください。
土井:「起案者のために」という姿勢を貫いたことですね。言い出しっぺである私や審査員たちの支援会社をPRする時間は一切設けませんでしたし、アワードに関わった企業情報も一切活用しませんでした。リード情報は相当な値打ちがあることはわかっていましたが、それを営業やマーケティングに活用すれば「イベント主催者のためのアワード」「支援会社のためのアワード」になってしまう。そのせいで起案者の達成感や充実感を損なうのは嫌だったんです。