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経営戦略としての人的資本経営

日本企業にはパーパスではなく、憲法が必要──企業理念の現代語訳と行動の集積による、組織カルチャー変革

【後編】ゲスト:株式会社ストラテジーキャンパス 代表取締役 中村陽二氏

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「うちに人材はいない」という大企業の思い違い

中村:つづいて「ミドルマネジメントとメンバーの役割」に関してです。現代はその重要性が増していると思います。特に日本企業では、ミドルマネジメントの役割が大きい。さまざまな業界の、さまざまな組織で「スター本部長」や「エース部長」のような存在がいますよね。そして、さらに彼ら彼女らに忠誠心が厚い現場のチームが付き従っていることも多いです。そうした位置にいるミドルマネジメントは、自分こそ組織の原動力だと自覚して仲間を引っ張っていくべきだと思います。逆に「憲法の守護者」たる経営層は、彼ら彼女らの仕事を信任して、後押しするくらいでいいのではないでしょうか。

 また、現場のメンバーについても、私はかなりポジティブに評価しています。特に大企業の現場のメンバーは総じて優秀です。大企業の方とお話をしていると「うちにはスタートアップのような人材がいない……」と溜息をつかれることが度々あるのですが、決してそんなことはありません。というよりも、大企業の方はスタートアップを高く見積りすぎな傾向があります。能力的にもインテグリティ的にも、大企業の人材のほうが優れていると私は思っています。なので、現場のメンバーについては、事業を担う素養については申し分ないので、決して卑下することなく自らの能力を発揮してもらいたいですね。

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島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

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