「道半ば」と感じている企業ほど変革が進んでいる
宇田川:安井さんは、この現場の変化をどう見ていますか。
安井卓氏(以下、敬称略):私自身は、マーケティング部門にいる800人の従業員が広く当社の仕事を捉え、お客さまがどんな体験をするのかという視点から自分の仕事へのアプローチを考えられるようになってほしいと思ってやってきました。それによって顧客体験が向上するということはもちろん大事ですが、従業員自身が、この仕事をしていて良かったな、もっと良くしたいなと思ってもらえたら、それが私にとっては一番嬉しいことなんです。