社内起業家を後押しするストックオプション制度
イノベーション:既にいくつかの事業化事例をご紹介いただきましたが、事業構造や出資比率についてもう少し詳しくお聞かせください。株式持分やストックオプションの設計はどのようになっているのでしょうか。
原:制度としてストックオプションの仕組みも整えており、起業家が過半数の株式を保有することも可能な設計になっています。実際の比率は案件や状況によって異なりますが、起業家に十分なインセンティブが働く構造を意識しています。また、経済産業省の出向起業補助金制度も積極的に活用しており、これまでに生まれた5社すべてがこの制度を利用しています。起業家側が自らの判断で活用できる制度を整えることで、より柔軟な事業運営をサポートしています。