言葉の壁より厚い壁。失敗から学んだ「心を開く」対話への転換
宮森:苦しい状況の中で、何が最初のブレイクスルーになったのでしょうか。
村上:着任して3ヵ月頃、いろいろなストレスで英語を聞くのも嫌になり、毎晩その日の結果を振り返り、翌日のタスクを考えて英語に変換する作業で疲弊し、週末もぐったり寝込んだりしていた時期がありました。そんなとき、ミーティングにいつも時間に遅れてくるインド人メンバーが、仕事の合間に他愛のない話を振ってきたのです。私は疲労と苛立ちから「もういいよ」と冷たい反応をしてしまいました。その瞬間、彼の心のシャッターが「バン!」と降りる音がはっきりと聞こえたのです。



