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メットライフのベテラン生保マン、「イノベーター」となる-起業家とは違う“作法”と“想い”

第7回:メットライフ生命保険株式会社 戦略企画部 シニアマネージャー 児玉隆志氏

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自信があったビジネスアイデアが “ボコボコ”に-「入ったスイッチ」と「気になるけど、買わない」の声

津田:
 今のプロジェクトの専任になってからは、どういうことをされてきましたか?

児玉:
 まずシンガポールに開設したイノベーションセンター「Lumen Lab」に第1期生として派遣され、3ヶ月ほどコーチングを受けてイノベーションについて学びました。
 ここで得た一番大きな経験は「ピボット(方向転換)」ですね。解決すべき課題は変わっていないのですが、ビジネスアイデアとなる解決策が、当初の想定とは全く違うものになっています。実はイノベーションセンターでの議論において、それまで考えていたアイデアが完全に壊されてしまったんです。日本で完璧に準備していったつもりだったのに無駄になった、という悔しい気持ちがよぎりましたが、「これかお客さまの視点で考えることか」と感じて、そこからスイッチが入りました。
 私たちが掲げた課題は、保険会社の既存事業にとらわれない新規ビジネスとして生活習慣病や認知症などを予防する新たなサービスです。その解決策として最初は今の生活にない新たな行動をしてもらう事を考えていました。そのニーズを探るためにシンガポールの街頭で日本人を対象に何十人もの人にインタビューを実施しました。すると、「いいね」とは言っていただくのですが、「買いますか?」と聞くと「今はいいです」との答えです。インタビューを繰り返して分かってきたのは、病気は気にはなるが、今はまだ顕在化していない心配事ののために、お金や時間をかけたくないということでした。これは直接そう言われたわけではなく、何人にも聞くうちに見えてきたことです。それで、「日常の習慣を少し変えるだけなら受け入れられそう」と分かってきたので、新たなソリューションで解決する方向に転換しました。
 日本に戻ってからは、具体的なサービスとしてはどのようなものがいいのか、複数のパターンを提示し、街頭インタビューの実施や、SNS・社内でのイントラを使った調査を通じ意見を集めました。その後、サービスのプロトタイプを作り、さらにフィードバックを得ているところです。

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津田 真吾(ツダ シンゴ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

津嶋 辰郎(ツシマ タツロウ)

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