自社を変革したいなら、「他社と他者」に目を向ける
有沢:だから最近は「自分たちだけでなく、もっと他社も見よう」と社員に呼びかけています。自分の会社が産業界で置かれている位置は、自社だけを知っていても把握できません。他社との位置づけの中で、自分たちのどこに強みがあるのか、僕らはもっと研究するべきなんです。
宇田川:先月、『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』という著書を出しました。それを書きながら、「現代の企業社会において、我々はお互いに他者をもっと知ろうとしなければならない」と痛切に感じていました。