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知財図鑑とパナソニック、知財を活用した「未来実装パートナー」の募集を開始

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 知財図鑑とパナソニックは、パナソニックが保有する「知的財産(知財)」を活用した新たな価値創出を行うため、知財活用のパートナー企業を募集する。「妄想プロジェクト」という形で未来における知財の利用シーンのイメージを元に、パートナーとの共創による新たな価値創出を行う。

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 「妄想プロジェクト(以下、本プロジェクト)」は、オフィスのエントランスに設置可能な実現可能性の高いものから、アンドロイドと共存した数年先の社会を見据えたものまで、柔軟に妄想することで様々な切り口から知財の活用アイディアを描いている。あくまで“妄想"であり、様々なパートナーの発想を膨らませ、共創による価値創出の可能性を高める呼び水と位置づけている。

 本プロジェクトにおいて、知財図鑑はパナソニックが保有する視線検出・生体検出・画像解析・位置情報・魚眼測定・IoTといった7つの「知財」提供を受けて、未来の社会における利用シーンを妄想する形で、特許技術の有効な活用方法を探るためのプロトタイピングや受容性評価を実施、両社で新しい価値創出を具現化していくとしている。それぞれの知財に関する概要・妄想は下記の通り。

未来実装パートナーを求める7つの知財

1:画像インデキシング:撮影した映像に登場する人物の特徴を示す情報を自動的に抽出し、ラベル付け(インデキシング)する技術。

・妄想プロジェクト「瞬間マッチレセプション」:訪問者がオフィスに入ったタイミングで顔を自動認識し、「その人が社内でよく会っている担当者」を判断して提案してくれる受付システム。

知財図鑑妄想プロジェクト「瞬間マッチレセプション」

2:視線検出:近赤外光源とアイトラッキングによる角膜反射法を用いて視線の方向を検出できる技術。

・妄想プロジェクト「瞳リモコン」:幼児の寝かしつけや緊急時など「どうしても声が出せない」時に視線を送るだけで各種デバイスをコントロールできるセンサー。

知財図鑑妄想プロジェクト「瞳リモコン」

3:行先案内技術:利用者の現在位置・移動速度・方向などの情報に基づいて、「今」必要なスポットを提案してくれる技術。

・妄想プロジェクト「自動迎車タクシー」:過去にピンをした場所やお店に現在地が近づいた時に「お迎えに行きましょうか?」と提案してくれるタクシーアプリ。

知財図鑑妄想プロジェクト「自動迎車タクシー」

4:鮮度測定:紫外線カメラを装着したカメラで魚眼を撮影し、死後経過時間を正確に測定することができる技術。

・妄想プロジェクト「フードロスゼロ鮮魚店」:保存状態や賞味期限を正確に把握した店員が、魚の個体ごとに最適なレシピを客に提案する鮮魚店。

知財図鑑妄想プロジェクト「フードロスゼロ鮮魚店」

5:物品位置検出:「モノ」を持つ人の手の位置や持ち方から、そのモノが何で、どこに位置するかなどを推定する技術。

・妄想プロジェクト「ベイビーサイレン」:乳幼児が家庭内で危険なモノをつかんでしまった時、すぐにスマホやPCにアラートが送られてくる見守り機能。

知財図鑑妄想プロジェクト「ベイビーサイレン」

6:作品化技術:大量の写真や動画データを特徴別に抽出し、写真の内容にあわせたデザインや視覚効果によるアルバムやスライドショーを自動生成する技術。

・妄想プロジェクト「穴場まで隅々ガイド」:SNSに投稿されている「生」の写真データから、今まさに旬の穴場スポットをリアルタイムに自動作成して教えてくれる観光案内所。

知財図鑑妄想プロジェクト「穴場まで隅々ガイド」

7:生体検出:近赤外光を生体に照射して生体内の散乱光を検知し、脈拍や血流量などを取得する非接触型の生体信号計測技術。

・妄想プロジェクト「アンドロイド探知カメラ」:訪問者が人間か「アンドロイド」かどうかを判別し、顔を偽造して侵入しようとする悪意ある第三者から身を守るためのエントランスシステム。

知財図鑑妄想プロジェクト「アンドロイド探知カメラ」

オンライン知財説明会

 上記の7つの知財に関する情報共有を元に、共創パートナーを募集するオンライン説明会を実施。知財技術に関する詳細な解説を行うほか、「”未来を実装するための、ビジョン発想の知財活用とは?”」と題したトークセッションも合わせて開催し、知財を利用した新規事業創出のためのヒントを探る説明会となる。

  • 開催日時:2020年9月14日(月)15時〜17時
  • 参加費:無料(「ZOOMウェビナー」を使用して実施予定)
  • 参加方法:下記関連リンクより申し込み可能。先着50名程度を予定。

知財図鑑

知財図鑑とは?

 世界を進化させる可能性のある「すごい知財」に出会えるデータベース。網羅性を重視した一般的な図鑑とは違い、新規事業への活用案をクリエイターが提案することを特徴としており、特許技術だけでなく、プロダクトやサービスから実用的なAPIまで、広義の「知的財産」を対象に編集を進めている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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