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バーティカルAIとグローバル展開の本質

「バーティカルAI」の可能性──「顧客の課題解決」と「プロダクトを通じたスケール」の両立にむけて

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新たなバーティカル参入の「適切なタイミング」

 新たなバーティカルへの参入は、前述のグローバル展開よりもさらに慎重に行う必要があります。もし毎年のように新たなバーティカルに参入しているAI企業があるとすれば、もはやバーティカルAI企業とは言えません。

 弊社Tractableの場合、2014年の創業から2020年までは、「自動車」損害査定に特化してきましたが、創業7年目の2021年にはじめて、日本の大手損害保険会社様と弊社の日本チームが中心となり、「建物」損害査定という新たなバーティカルに参入しています。

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堀田 翼(ホッタ ツバサ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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