ディグルは2026年8月26日、エンタープライズ企業向け経営管理プラットフォーム「Diggle」に新機能として、PL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CF(キャッシュフロー計算書)の三表を連動させ、ROEやROICなど経営指標を自動算出できる仕組みを追加したと発表した。この新機能により、従来の利益管理に収まらず、資本効率までを横断的にシミュレーション・分析できるようになる。
背景には、東京証券取引所が2023年3月から上場企業に対し、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を要請し、資本コストの把握やROIC・ROEなど資本収益性の可視化・開示体制が求められてきた業界環境がある。2026年時点で多くの企業がこれに対応し始めているが、企業間で目指す水準には差異が残っており、PLだけでなくBSやCFを含めた経営管理の重要性が増している。
新機能の主な特長は三つある。
第一に、PL・BS・CF三表連動によるシミュレーションが可能となり、複数表のメンテナンス負担が減り、キャッシュの動きまで含めた精緻な管理が実現した。
第二に、科目単位より細かい資産項目にまで落とし込み、売上や利益と組み合わせることで、事業や商品毎の資本効率を算定できる。
第三に、全社ROICを事業別・拠点別などツリー構造でブレイクダウン。現場部門の担当者が実行可能な粒度で数値管理し、改善アクションにつなげる設計となった。
これにより企業は、追加工数をかけることなく資本効率まで含めた経営管理体制の構築、経営層が重視する指標の現場レベルへの展開、Excel等属人管理からの脱却などの効果を期待できる。
Diggleの調査でも、「データ収集に時間がかかる」「B/S計画作成が難しい」といった資本効率指標運用のハードルが高いことがわかっていた。今回の機能はその課題を解消し、現場と経営層の数値観のギャップを埋める手段にもなり得る。
ディグルは今後も経営管理基盤の支援を通じて、企業の資本効率向上とコーポレートガバナンス強化を支援する方針である。
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