AIの進化ロードマップ:IQからEQ、そして「AQ」へ
2014年からGoogleのAI製品管理などを担当し、2024年3月にMicrosoft AIのCEOに就任したムスタファ・スレイマン(Mustafa Suleyman)氏は、AIの進化のロードマップを示す「行動指数(Actions Quotient)」という彼独自の概念を提唱している。
Google Geminiの力を借りて、彼の思想の要点をまとめた。
IQ(Intelligence Quotient/Factuality:事実性)
AIが膨大な知識を持ち、正確なデータや事実を論理的に処理する能力。大規模言語モデル(LLM)の台頭により、既に完璧に近い「知的家庭教師」としてのIQを獲得しつつある。
EQ(Emotional Quotient/Personality:人格・共感)
AIがユーザーの感情を理解し、親切で、否定的にならず、共感をもって自然に対話する能力。最新の音声アシスタントのように、人間に寄り添うパートナーへと進化している。
AQ(Actions Quotient:行動指数)★最重要テーマ
AIが単に言葉を返すだけでなく、「デジタルおよび物理的な世界で実際にタスクを実行する能力」(=AIエージェント化)を指す。
スレイマン氏の予測
AIが真の変革をもたらすのは、この「AQ」を備えたときである。AIが自らブラウザをクリックし、ソフトウェアを操作し、人間に代わって「実際に仕事を完結させる(Get stuff done)」段階への移行が、現在の最大のフロンティアである。
