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「生きるために働く」時代の終焉。AIエージェント時代の人間に求められる「SQ」とは?

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過去を最適化するAI、未来を創る人間

 ここまでをまとめると、AI時代とは「SQの時代」である。

 圧倒的な生産性の上昇によって、人類が「生きるために働く」義務から解放される時代であり、「賃金奴隷」は存在しなくなる。だが、SQを高く維持しなければ、自己肯定感が低くなったり、フロイトのいう「死の欲動」によって破滅的な衝動を抑えられなかったりした場合、自らコントロール不能な「精神の奴隷」になる

 ダナー・ゾーハー氏の著書に、最も重要なことが書かれている。

One of the main criteria for high spiritual intelligence is being what psychologists call ‘field-independent’. That means being able to stand against the crowd, to hold an unpopular opinion if that is what I deeply believe.

(出典:ダナー・ゾーハー『Spiritual Intelligence: The Ultimate Intelligence』)

 意訳すると、「いわゆる精神分析医が『フィールド・インディペンデント』と呼称する能力、それが、高いスピリチュアル知性を持つ人に要求される主な要件の一つである。それは、大衆(the crowd)に逆らっても平気な能力だ。もし自分が本当に信じるなら、仮にあまり人気のない支持されない見解だったとしても、その意見や行動を把持できる能力」ということだ。

 AIは過去データを放り込んでいるだけだ。過去のパターン分析や過去問の解答は得意であり、それで東大入試や司法試験は突破できる。しかし、AI自身がゼロからイノベーティブな価値を創り出すことはない

 ルールを壊してまで新たな価値や意味をゼロから作り出す「無限ゲーム」は、今まで存在しなかった白物家電を開発して、母親をラクにさせたいといった「愛情」から生まれている。

 何としても世の中をよくしたい、家族を救えなかった無念から貧困を終わらせたいと願い、戦後の日本を豊かにしようとした松下幸之助氏。そこには、精神性の高い「愛情」がある。誰に反対されようとも、無謀だと言われても、挑戦する。これこそがフィールド・インディペンデントな人間の役割だ。

 AI開発をリードしているMicrosoftやGoogleが、脳波の40Hzの同期に注目し、マインドフルネスを奨励している。AI時代には「Spiritual Intelligence(SQ)」が必要になるのだ。

 既に日本でも「脳波の40Hz同期」の研究が盛んに行われており、実用化に向けて動いている。NTTデータ経営研究所のレポート「脳のリズムを操る未来~精神疾患治療やビジネス応用への展望~」や、塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズによる「ガンマ波サウンド」などをぜひ参考にして欲しい。

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ヴァイオレット・エヴァーインディゴ(ヴァイオレット・エヴァーインディゴ)

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