2026年6月30日、花王は「花王統合レポート2026」と「花王サステナビリティレポート2026」を自社ウェブサイトで公開した。この2つのレポートは、企業の中長期価値創造ストーリーや、ESG(環境・社会・ガバナンス)施策である「Kirei Lifestyle Plan」の進捗状況を示している。
「花王統合レポート2026」では、中期経営計画「K27」の目標達成と、将来に向けた成長の基盤について解説している。2025年度は、構造改革の成果が業績に反映され、収益基盤の再構築が進展した。これにより、「稼ぐ力」が再現可能な構造へと発展したと説明している。今後は、化粧品・スキンケア・ケミカルといった重点領域に資源を集中し、グローバルでの成長加速を目指す方針だ。
同レポートでは、「排他的独自性」を活用し、社会に有用な価値を提供するプロセスについて、事業戦略・研究戦略・SCM戦略・人財戦略・ガバナンスの側面から具体的に述べている。また、独自のサイエンスや生活者理解をもとに、清潔・美・健康・環境に関わる社会課題の解決に寄与する姿勢も示した。
「花王サステナビリティレポート2026」は、「K27」とその先の成長を見据えた「グローバル・シャープトップ」戦略の強化、並びにESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」の2025年度の進捗状況を、詳細なデータとともにまとめている。各領域での取り組みや成果、課題だけでなく、技術や事業活動を通じて社会課題の解決を図る取り組みも紹介した。
「花王統合レポート2026」の主な内容としては、CEOのメッセージで次の成長領域への決意、研究・技術やブランドを循環させることによる「排他的独自性」の価値創出、「Beautiful Science」による科学技術を横断した価値の拡がり、「稼ぐ力」から「成長する力」への転換などを挙げている。
「花王サステナビリティレポート2026」では、財務と環境・社会の両側面での価値創出に重点を置き、ESGが競争力の源泉となる事例も紹介している。
花王はこれらのレポートを通じ、中長期の価値創造や成長、ESGの取り組み状況を公開し、ステークホルダーとの対話と情報開示に努めていく姿勢を表明した。今後も、パーパスである「豊かな共生世界の実現」に向け、企業価値向上と社会貢献の両立に取り組むとしている。
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