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ビジネスモデルに効く戦略・戦術はデルタモデル:前編

第26回

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「3つの戦略ポジション」×「3つの適応プロセス」

 デルタモデルでは、3つの適応プロセスとその重要成功要因(CSF)は、採用する戦略によってプライオリティをもちます。たとえば、ベストプロダクト戦略を追求する企業の重要成功要因は、オペレーション効率、イノベーション、顧客ターゲティングの順になります(図10)。重要成功要因の特定は、ゴールと目標を定めることに役に立つと同時に、そのプライオリティに影響を与えます。多くの事業目標に対して、プライオリティを付けることができない企業にとっては参考になるかもしれません。

図10:適応プロセスのプライオリティ図10:適応プロセスのプライオリティ

まとめ

 多くの経営者は、事業戦略というと反射的にプロダクトやサービスの差別化や低コスト化に意識が偏りがちです。また、戦略という語感から、競合他社と戦うことが戦略であると考えてしまう傾向にあります。この観点において、デルタモデルは戦略策定に対する幅広い視点を提供してくれます。

 次回は、デルタモデルの3つの戦略的方向性を戦術に落としていくための分析ツール、戦術の種類やタイプなどについて触れていきたいと思います。

(参考文献)

「デルタモデル ネットワーク時代の戦略フレームワーク」(ファーストプレス)

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

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