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日本企業の勝ち筋は「両利きの経営」と「取締役会の刷新」と「テクノロジーの俯瞰力」にある

ゲスト:米ベンチャーキャピタリスト 山本康正氏

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「両利きの経営」と「テクノロジーの俯瞰力」と「取締役会の刷新」

──日本企業の経営者が意思決定を行うには、やはり自身がテクノロジーを理解していなければ難しいですよね。

山本:その通りです。ですから、ソフトウエア企業へと変貌を遂げたいのであれば、まずは、ソフトウエア・デジタルビジネスが分かる人を取締役に最低1人はいれることです。理想を言えば、それが社長であるといい。「両利きの経営」を実践するには、そもそも経営陣がテクノロジーをわかっていないといけない。これまでであれば、財務部や経営企画部とか人事部が出世の王道だったかもしれません。経営陣をそういうキャリアの人間のみで構成すると、テクノロジーへの理解が進まないのは当然です。ソニーの現社長もそうですが、デジタルの経験があるのがこれからの出世に不可欠です。

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