「日産リバイバルプラン」の反省としてのパーパスによる社内変革
永井:コーポレートパーパスについてプレスリリースを出さなかったのは、このパーパスが一義的には社内に向けたものだからなのでしょうか。
大神:はい。今はだいぶ明るさが見えてきたのですが、当時は業績もモチベーションも右肩下がりで底が見えない状況だったので、社員の精神的な拠り所となるよう意識していました。だからこそ小林や、このプロジェクトの火付け役となった女性社員は、このパーパスをスローガンで終わらせず、意思決定の基準となるよう、そして社内カルチャーとして根付くよう、使命を持って活動をしています。